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月別アーカイブ: 2025年4月

ドイ産業のよもやま話~part9~

皆さんこんにちは!

 

さて今回は

~確認事項~

ということで、コンクリート二次製品の運搬業務における事前確認事項を、5つのカテゴリに分けて徹底的に掘り下げて解説します♪

 

安全・品質・納期を守る「搬送前のプロの段取り術」

コンクリート二次製品(U字溝、ヒューム管、境界ブロック、擁壁、プレキャスト製品など)は、
建設・土木現場で欠かせない基礎資材ですが、その運搬は非常に繊細でリスクの高い作業です。

なぜなら、重量が大きく形状が不規則で、衝撃や割れに弱い
さらに、納品先の条件は日々変化し、搬入タイミングにも厳格な制約があります。

だからこそ、運搬前の「事前確認」こそが、安全・効率・品質確保のカギを握るのです。


🧱 製品情報の確認 「何を運ぶのか」を正しく知る

✅ 製品の基本情報を正確に把握

  • 製品の種類(ヒューム管、U字溝、擁壁、ボックスカルバートなど)

  • サイズ(長さ×幅×高さ)、重量

  • 単体 or セット品(付属品・スペーサーの有無)

✅ 破損しやすい箇所を確認

  • コーナー部・継手・接合用の溝部・ボルト穴周辺は割れやすい要注意ポイント

📌 製品の図面や仕様書があれば、事前に確認し現場での取り扱いリスクを低減できます。


🚛 車両・積載条件の確認  安全輸送の土台づくり

✅ 車両選定と積載計画

  • 平ボディ、ユニック車、トレーラーなど製品に適した車種を選ぶ

  • 積載可能重量と重心位置を事前計算

  • 複数製品を積む場合は、荷崩れ防止と順番の最適化

✅ 固定方法と資材の確認

  • ワイヤー・ラッシングベルト・角当て・滑り止めマットなどの準備

  • 鋼製製品や金具付は金属同士の接触で欠けやすいため、緩衝材の使用が重要

📌 運送会社の過失で製品が破損した場合の保証内容や保険条件も事前に整理しておくと安心です。


🗺 搬入先(納品現場)の確認 「届け先」の実情を知る

✅ 現場情報の事前把握

  • 搬入先の所在地、進入経路、道路幅、車両進入制限(重量・高さ)

  • 現場にクレーンや重機があるか?荷下ろしはユニック or 人力か?

  • 時間指定の有無(朝イチ納品、昼休憩中NGなど)

✅ 現場状況に応じたリスク対策

  • 雨天時やぬかるみエリアへの搬入はスタックの危険あり

  • 搬入路の勾配や段差に応じてスロープ・仮設材の準備が必要な場合も

📌 特に造成現場や都市部の道路工事では、搬入時の道路規制・警備員配置も要検討です。


🧾 書類・指示系統の確認  「伝達ミス」が事故を生む

✅ 搬入指示書・納品伝票の確認

  • 品名・数量・納品日・現場名が一致しているか?

  • 現場担当者の連絡先、納品先の責任者の氏名と立ち会い有無

✅ ドライバー・現場担当者の情報共有

  • 地図や搬入ルートを事前に共有

  • 万が一の納品トラブルに備え、連絡体制(携帯・無線)の確保

📌 運送業務では「言った・言わない」のトラブルが頻発するため、事前の確認記録が重要です。


🧯 安全・法令・コンプライアンスの確認 「もしも」に備える意識

✅ 道路交通法・過積載防止

  • 運行前に積載重量・幅・高さ・長さの制限を遵守

  • 必要に応じて「特殊車両通行許可」の申請を行う

✅ 荷役・落下事故防止対策

  • 積み込み・荷下ろし作業時の誘導員配置と声かけ

  • 荷崩れ・飛び出し防止の点検リスト

  • 作業中のPPE(ヘルメット・安全靴・手袋)着用の徹底

📌 トラックの荷台からの製品落下は、重大事故につながる最も危険なリスクです。出発前の確認こそが命を守ります。


✅ 事前確認は「現場の安全と信頼」を支えるプロの技

コンクリート二次製品の運搬は、ただ「積んで運ぶ」だけの仕事ではありません。
その手間のすべてが、現場の安全、製品の品質、工程の円滑化を支えるものです。

だからこそ、搬送前に行うべき確認事項を習慣化し、“起きる前に防ぐ”意識が、プロの運搬業の真価と言えるでしょう。


🔍 運搬前のチェックリスト

カテゴリ チェック項目
製品情報 種類・サイズ・重量・破損リスク
車両計画 積載重量・固定方法・緩衝材の有無
搬入先 進入路・地形・重機の有無・時間指定
書類・連絡 納品書・連絡先・地図の共有
安全管理 過積載・落下防止・PPE着用・許可証

 

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